小児がんへの理解と支援の輪の広がりをめざして

私たちはより多くの方々に小児がんという病気そのものを理解いただき、小児がんを取り巻く様々な課題についても理解いただくことが課題解決につながると想っております。私たちはこのような想いから、2016年より大阪て「ゴールドリボンウオーキング」のチャリティイベントを開催しております。

ゴールドリボンウオーキングにはミッションがあります
毎年、2000~2500人の子どもが新たに小児がんと診断されています。
現在では生存率は7~8割になりましたが、一方で年間500人近くが亡くなる厳しい現実があります。

また、中には治療が終わった後も小児がんと向き合い続けている子どもたちもいます。
成長する時期に抗がん剤などの治療を受けたことで、体力や外見などに影響が残ることがあり、そのことに悩みながら生活している子どももいます。
だからこそ、小児がんという病気を一人でも多くの人に知ってもらうことが必要です。

ゴールドリボンウオーキングは、参加者の皆さんと一緒に歩くことで小児がんやゴールドリボンを知らない人に存在を“知ってもらう”というミッションがあります。

これからも、子どもたちやゴールドリボンへの応援をよろしくお願いします。

知って欲しい小児がんの現状

小児がんとは、一般的に15歳以下で発症するがん(悪性腫瘍)のことをいい、毎年2000人~2500人ほどの子どもたちが、新たに小児がんと診断されています。

小児がんは、1970年代まではほとんど治らない病気でしたが、80年代前半には半分くらいは治る時代になり、現在では生存率が7~8割になっています。

一方で、年間500人近い子どもたちが亡くなるという厳しい現実があり、小児がんは子どもたちの尊い命を奪う病気のトップであることは変わっていません。また、小児がんの発症を抑える手立てもないのが現実です。

小児がんの種類は多種多様です。最新の小児がん国際分類(ICCC‐3)によると、12種類の基本分類がさらに47のサブグループに分類されています。大人に多い胃がんや肺がんはほとんどなく、血液、骨、筋肉などの体の深部に発症しやすく、網膜芽腫、神経芽腫など成人にはまれながんもあります。

いかに医療が進歩したといっても、治療にともなう子ども(患児)やその家族の肉体的、精神的、経済的負担は大変なものがあります。 その中で、どのようにQOL(※1)を維持・向上させるかという課題があります。さらに、治療後に起こる晩期合併症や、そこからくる長期フォローアップ、自立や就労という課題もあります。

このように、良い治療法の開発はもちろん、患児や経験者、その家族の方々の心理的、社会的、経済的対策、療養環境の整備、緩和ケアの充実等、解決すべき課題が多くあるのが現状です。

※1:QOL(Quality Of Life)とは、医療・福祉分野において患者の生活の質を向上させ、「患者が充実感・満足感を持って生活を送ることができているか」を評価する概念で用いられる考え方。